【完】好きになっちゃダメッ!
「穂香。昼飯食うぞ」
「はいはい」
隼人と約束を交わしてから、あたし達は一緒にお昼ご飯を食べてる。
場所はと言うと、屋上。
いつも閉まってる屋上だけど、何故か隼人は合鍵を持っていて入れる。
「あ〜。空気が、気持ちぃ」
「……だな」
何か、元気ないような…。
気のせい、かな?
「穂香はさ、気にならねぇの?」
「な、何が?」
いきなり質問されたから、ちょっと噎せそうになった。
普段、質問しないから。