生霊lovers


もう少し...あと..ちょっとで...


かすむ視界の中でわたしは思い切り手を伸ばす。

すると、その手をとるように手が温かくなり、今までの疲労が消え去った。


「っ!?」


何が起こったかと考える暇もないまま突如強烈な眠気に襲われ、その場に倒れるようにして寝そべる。


あと...少しなのに...っ...


そして半目になりかけた時、目の前に人が...












  映ったような気がした。






< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop