ありがとババア
いそげいそげ―――!!


力任せに自転車をこいでいると

『♪ThankYou~キミがいたからボクはぁ~』

制服のスカートに入れた携帯が鳴った。


この着信は…小松崎君っ!!


ペダルをこぎながら片手でポケットをまさぐる。


ZØØMERの一番好きな曲に設定してあるのは

アタシが今、一番大好きな人からのメール。


携帯を取り上げてパカッと開き、ボタンを押した。


あ~、ドキドキする…!!
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