誠の旗の元で 「続編つけたし中」




始めのうちは鴨と私の圧勝だった。


だけど大人数対二人


このふりな状況もあり、少し、また少しと押され始める。


ハァ、ハァ、ハァ


どんどん上がり出す呼吸


ツーン


とする血の匂い



頭がグラグラして、体が怠く重い


そのうち下へ下へ引っ張られる感覚になる...



ヤバイ


これ、前にも...



そう思った時にはすでに遅かった...


意識は飛び、体だけが勝手に動いてるかのように大里千蒼という人の体が、大里千蒼という人が持つ刀がどんどん血で赤く染まっていく...


前と違うことと言えば、記憶があること


上から見下ろすあの辺な感覚と同じ、


血を求めるみたいに、狂ってるみたいに人を斬り続ける自分を見つめてた...







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