Carrying


学校も終わり私達は地元では、有名なショッピングセンターに来ている。


「あった!ここのお店」


アミが指差したのは、壁が白で統一され、いかにも高そうなお店だった。


「えぇ……ちょっとここ高いんじゃない?」


ショウウィンドウの中に飾られている服の値段見てみると、……。


「一万三千円!!ちょっと止めようよ!」

「大丈夫だって!お金は山ほどあるんだから…」


そう言って私の手を引っ張りながらお店の中に入った。


「あぁーこのTシャツ可愛い〜ぃ!
あっ、このスカートも激可愛じゃぁーん」

「本当だぁー可愛い」


やっぱり値段を見てみると、どれも高額の物ばかり。アミは目を輝かせながら服選びをしている。


「あたし試着さてくるね」

「うん。じゃぁ待ってるね」


アミは試着室に入って行ってしまった。

初めての感覚に緊張し、じっとしてられない私はお店の中を何周も歩き回っていた。
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