期間限定彼氏
あと少しで、あたしの家についてしまう。


そう考えると、どこか寂しくなるような、悲しくなるような、そんな想いで押しつぶされそうになる・・・。




彼との距離、20センチ。



「なぁ、お姫様。手でも繋ぎませんか?」



夕焼けにひかる、慶吾さんの笑顔。



「うん、いいよ。」



あえての上から目線でそれを軽くかわした。
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