期間限定彼氏
いつものように自転車の後ろに乗る。



慶吾さんの茶色いくしゅくしゅの髪を触りながら、あたしはそっと制服の裾をつかんだ。



「なんでメガネにしたんですか?」



「目ぇ悪りぃからにきまってんだろ、ボケ。」



そうだったんだー、納得です。



「髪は??」



一瞬考えた後、慶吾さんはあわてながら



「なんとなくだよ!!」


といった。

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