いつかきっと、
陶器みたく白い肌、黒目がちな瞳。
羨ましいったらない。
「厭味の一つも言いたくなるよ。昨日も変な女がマンションの中まで入り込んでた」
「あー…、悪い」
「湊が謝ることじゃないけど」
家まで押し掛けるファン心理って異常だと思う。
日常的にそれに耐えてる湊はある意味凄い。
そんな事を考えているとエレベーターが到着。
珍しく誰もいない事を喜び、足並み揃えて箱の中に。
刹那、待ってましたとばかりに引き寄せられる。