単行版:武士ドルが斬る!? 〔第1巻 ―序章:人間五十年―〕


 やがて火薬はゆっくり風に巻き上がりながら火を吹き始めた。


 僧の身なりをして一度…信長公の討ち死にした間を出て逃げるフリをして地下堂までを走る。


 読み通り信長が死んだとなり…敵兵は油断して喜びの声をあげる。


 建物の中では…人がごった返し逃げ惑っているので…わしらに構ってる余裕などない…。


 やがて地下堂の扉にたどり着き扉を押して入り…先にたどり着いていた濃達と合流しお堂のさらにある青銅の扉の錠を解くと同時に頭上から爆発音とともに崩れ始めた。


 「早く中へ!?
 そのまま伏せろ…!!」


 紅蓮の炎を吹き上げ地響きとともに…火龍が現れ結集した炎の塊とともに…地上に火炎の轟音をたて吹きたてた。


 「崩れるぞ!」


 その声を聞き我らは…爆風に扉ごと吹き飛ばされた拍子に身ごと滑り伏せた。

 頭上から焼け落ちた柱が落ちてくる時本能寺は夢とともにあと形もなく崩れた。




・・to be continued..。

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