冷たいお兄ちゃんと禁断の恋


「…ただいま」




玄関で一人呟く。


何も返事は帰ってこないのにね。







靴はあるから、お兄ちゃんはすでに帰っているんだろう。












キッチンに向かうとまず、髪が入らないように髪を結ぶ。

そして料理を作り始める。





これが私の毎日。








「ご飯できたよ」






お兄ちゃんの部屋の前で言う。



これも毎日。






返事はない。






これも毎日のこと…
















ガチャ









え…?





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