冷たいお兄ちゃんと禁断の恋




一瞬彼女の顔が曇った気がした。



けど。


「はじめまして。えっと…」




そう恥ずかしそうに言った。









憎い。



今までろくな人生を送っていない俺。

それに比べてたくさんの愛情をもらって育ったそいつ。







すべてが憎い。





嫉妬にも似たこの感情。



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