冷たいお兄ちゃんと禁断の恋


目が覚めたのは夕方。



辺りがオレンジ色に染まった頃だった。








夕ご飯作らなきゃ…







急いで階段を下り、夕食の支度を始める。






静かなキッチンに私が野菜を切る音だけが響く。






今日はカレー。



お店に売っている箱入りのルーじゃなく、一から自分で作った。






料理が得意な方に分類される私は、
ちまちまとした作業が案外好きだったりする。






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