冷たいお兄ちゃんと禁断の恋


もうこれ以上お母さんに迷惑掛けられない。


掛けたくない。


だから、



「お母さん、予定通り今日から出てもいいよ。私は大丈夫」



そう言った。









お母さんは嬉しそうだった。


だから私も嬉しかった。















だけど、
この決断が私の人生を大きく変えることになるなんて思ってもみなかった。





彼をよく知らないまま下したこの決断によって。



< 8 / 173 >

この作品をシェア

pagetop