LOVE PRINCESS(歩夢&真希)
―ドキンッ
飛んできたそれは……ラッピングされた箱だった。
コレって……。
受け取った箱を見て固まる俺に
「これで、大台だね」
ニカッと笑い、また前を向いて歩く真希のピョンピョン跳ねる髪が、まるでウサギみたいに見えて。
大台?
10個目って事か?
そんな事を考えながらも、今まで恐いとしか思った事のなかった真希を
可愛いーかも。
とか思ってる俺は変になったのかもしれない……。
……やたらドキドキするし。
バレンタインって、なんか変な日。
つか恐ぇ……。
【チビ林下☆END】