薇姫/獣帝
いろんな意味でお披露目
翔平は、父のところに入組の許可とチェックをして難なく藍城組に入った。
ただ、
「組長さん怖え…」
と父の部屋から出た時顔を真っ青にさせて言った。
起きた時、藍城の自室でねむっていた。
たしか、ハッキングしてたはず……
まぁ、棗あたりが私を運んだのだろう。
あまり寝れないのに、寝れるなんて…相当ストレスが溜まってるんだろうか…
ちなみに今日は土曜日で何も無い。
低血圧な私は寝た後はあまり起きれない。
ピルルルル
朝に聞くのはキツい電子音が四角い物体から鳴り響く。
鳴り止まないそれを仕方なく取って通話ボタンを押す。
『何』
「今日、倉庫来れるか?」
電話越しに聞こえる声は、
『來哉?』
「あぁ………」
今日……か…
『………面倒いって理由は?』
「却下」
………はぁ。
『いいよ』
「じゃぁ、あのコンビニに居ろ」
『はいはい』
そう言ってすぐに電話を切った。