薇姫/獣帝



私はゆっくりと目を瞑った。


結構、鈍ってきてんなぁ…


私は自分の手でぐっぱぐっぱを繰り返していた。


そんな事してたらぐっぱしてる逆の手を引っ張られた。




目を開けると、來哉が私を引っ張って上に向かっていた。




無言の來哉は、眉間に皺を寄せて不機嫌そう。



來哉と私の後に続いて上に上がる陽達。





私は、何となく今からされるであろう質問を考えていた。




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