いちごのような甘い恋。




「泣くか笑うかどっちかにしろよ

 顔、ぐちゃぐちゃだぞ。」

「だって、うれしんだもん」

「で、返事は?」



ま、断らせないけど。


そう思っていると莉子は笑顔で

「付き合ってください」って言った。

そんな返事聞いたことねーしなんて思ったけど

莉子ならありえるかと納得して笑った。


キスしようかなって思ったけどやめた。

だって、莉子がするなってさっき言ったし。




「やっぱりキスやめた。さっきお前

 キスすんなって言ったし。」

「それとこでとわ別でしょ!

 流星のイジワル!」

「してほしいなら、お願いしろよ。」




そう言うと真っ赤になる莉子。

俺は待ちきれなくてキスをした。


< 50 / 54 >

この作品をシェア

pagetop