だから俺を好きになれっ!


「…で? 何だよ、話しって」




五分後


リビングに行くと食卓テーブルに座らされた。




正面には思いつめた様な表情の兄貴が座っている。





しばらくの沈黙。





「お前はどうなんだ」



「は?」





真っ直ぐ、俺だけを見つめる瞳。



てか質問が唐突すぎて話しが見えねぇ。




わけがわからないと首をかしげる俺にため息をつく兄貴。






「真紘のこと、どう思ってんだよ?」



「どうって…」




そういうことか。



どうしてそんな事聞く?



わかってんだろ?



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