ありったけの笑顔で…
『無理って何よ!あたしだって頑張れば!』
『お前な、自分の成績振り返ってみろよ!お前が数学でランク3とった事あったか?!まず全教科ランク4は、ねーと行けねえ学校だぞ!?お前なんぞにいける学校じゃねーよ!』
むかっ!いらっ!カチン!!
『そんなの努力してみなきゃわからないじゃない!数学はほんっとに苦手なの!』
そうです…あたしは先生にも認められるほどの数学嫌い!いや!苦手なだけ!
努力はしてみるものの、すぐ忘れてしまう…。
『まぁ、お前が小島を追いたい気持ちは
見てれば嫌ってほど伝わってくるわ』
え!!なんで知ってるの!?
あたしそんなに広めた覚えは………
『なんで知ってるの!?みたいな顔してんじゃねーよ。お前が言わなくても大半は知ってたぜ?お前顔に出やすいし』
ガビーン……
『まあ、何よりお前の一途さは誰にも
負けねえもんだったからな♪案外お前
モテてたのに小島の存在があるから
無理だ…って諦めてったやつを俺は
この目で沢山みたな♪こんなのの
どこがいいのか…』
やれやれと言ったような素振りで
呆れ顔をとっている松田。
『悪かったわね!こんな女で!!』
でも…そんなにあたしなんかを好きで
いてくれてた人がいたなんて……
ありがとうございます!!