ありったけの笑顔で…
『菜穂ー!!どうだったー?!』
あたしが廊下を歩いてたら前から
大きく手をふって走ってくる夢花がいた。
『うーん、って何が?』
『おい!さっき先輩に呼び出されてたぢゃん!
気合い入ってたね先輩!!
んで、返事はなんて出したの?』
『え?ごめんなさいって』
『はあー????!!
あの…あの…優しい王子様のような
先輩をふるなんて……さすが菜穂!』
夢花は真剣な表情からくしゃくしゃな
笑みへ変わって爆笑していた。
あ!今更だけどあたしの名前は、
笹星 菜穂!(ささほし なほ)
それでこの爆笑している友達が、
大西 夢花(おおにし ゆめか)
高校二年生のJKっす!!
夢花とは、高校に入って仲良くなった。
クラスは違ったけど、何かと気が
合って話してたり遊んだりしてたら
二年で同じクラスになれたの!!
いやー!あの時は喜んだなー!!