ありったけの笑顔で…



『……ってゆうか、さむっ!!』





夕方も過ぎ去ろうとしている今、
気温も下がってくる夜。



あたしは厚着が嫌いだから
ブレザーって好きじゃないんだよね…

だからいつもカーディガンばっか。






『そんな薄着してっからだよ。


ほら!』





淳也はそういうと、自分の着ていた
学ランを脱いであたしの肩にかけてくれた。
















キュン………





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