ありったけの笑顔で…
『起立、礼!』
『さようなら!!』
『『さようなら』』
『ふう…やっと終わったあー!!』
夢花が大きく伸びをしていた。
『ふぁぁぁ…眠い』
『こんなとこで寝るなよ菜穂ちゃん!
ちゃんと帰ってから寝なさい!』
『はーい!んぢゃまたねー!!』
『また明日~!』
夢花とばいばいして駅へ向かった。
『やったー!ラッキー♪』
運よく電車の席があいていて座れた!
ほんと座れると幸せを感じる~。
ゆらゆら~と揺れながら動く電車の
中でうとうとなり始めるあたし。
いや!寝ちゃだめ!危ないからね!
目をパッチリと開けてあたしは踏ん張った!
いや…でもダメだ…眠い…
ちょっとだけなら………。