たった一つのお願い
それは彼女から大好きな先生への最後の言葉でした。
彼女のお願いは何をしてでもなく何がほしいでもなくただ、大好きな人に笑ってほしい ということ。
彼女は最終まで大切な人を思い続けていた。
死に対する恐怖
悲しい現実
それでも生きようと。
私は終わりに近づくにつれページをめくる手が震えました。
生きるとは何か死ぬとは何か私にはそんな難しいことはわからない。
でも、ただ前向きに頑張る春陽ちゃんに元気づけられた。そして、春陽ちゃんに出会って少しずつ変わってゆく三神先生……。
そんな2人を舞台にした切なく、ときに甘い物語。
そんな感動の作品です。