今日、君にさよならを告げよう




────ひとひらの雪が落ちる。





まるで、僕の涙を誤魔化すように、頬に当たって溶けた。







菜月。



大好き、だった。





君が胸を張って『あれが私の元恋人だよ』なんて天国で笑えるように。








僕は、今を、生きよう。










*END*


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