純～Love Story～愛

「蘭先生と結婚します！！！」

天使たちはまた　目を丸くして
少ししてから

黄色い歓声に変わった。

「たくさんの天使たちの前で誓います。
これから一生かけて　蘭を愛し続けます！！！
そして蘭に愛されるように　努力します！！！」

まるで子供のように　大きな声で
佳真が言った。


ちょっとおませな女の子たちが
「キャーキャー」と喜ぶ。


私はまだ夢を見ているようだった。


「蘭　俺と結婚してください。
落ち着くまでいろいろあると思うけど
俺ももう離れては暮らしたくないんだ。
そしてもう少し俺に　チャンスをください…。
そばにいて支えてください。
俺の夢に付き合って下さい……。」


私の答えは決まっている。

涙でもう顔がぐちゃぐちゃで


「はい……ずっとずっと
それがウチの夢だったの……。
ウチも別れてからもずっと忘れられなかった。
辛くて切なくて前を向けなくて……
トンネルの中でもがいていたら……
また佳真が現れて夢みたいだったの。」

「じゃあ
もう少しだけ時間がかかるけど
俺のこと誰よりも何よりも信じてくれる？
蘭が信じてくれたら俺…どんな困難にも負けない気がする。」


「やった～～～！！！
蘭　先生　イケメンと結婚できる～～！！」

子供たちが大騒ぎ

佳真の差し出した手を握って
微笑み合った・・・・・・。