純~Love Story~愛
「陸はまだまだ パパとママと一緒でいいでしょ?
ママ寂しいよ・・・・。」

陸は困った顔をして
美月に抱きついた。

「泣いてる?」私は心配になった。

「大丈夫よ 行こうか陸。
じゃあ 結婚式には呼んでよ。」

「ありがとう。
陸が諦めてくれた分 俺も必死でやるよ。」

「そうしてあげて
あ~あ~また早川……失恋だ~~~」

美月はそう言うと陸を抱いて歩き始めた。


「陸!!!」私が声をかけると

陸は顔をあげずに 手だけ降ってくれた。

「ありがと 陸!!」


保護者がざわついている。

佳真が Kei だと言うことはわかる人にはわかるから。


「園長に挨拶して行く。」

ざわついてる 保護者に Kei が近づいて行った。

「お騒がせしてすみません。
俺も必死だったんで……場所を選ばず……
ホントにお騒がせしました。」

深々と頭を下げた。


そうしたら 誰かが拍手をしてくれて
そこにいるみんなが拍手をしてくれた。
そして小さな手で 宝物たちも 一緒に拍手・・・・。

涙がまた流れて止まらなかった。
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