純~Love Story~愛
レースのベールを胸に抱きしめる。

「嬉しい……
佳真を信じる勇気がなくなっちゃうとこだった。」

「よかった…間に合って…。」

玄関で忍先生が 大きく口を開けていた。

「先生…すみません…
今まで言えなかったんです…佳真は……
Kei と付き合ってました。」

「ちょっと!!!」

忍先生が鬼のような顔になって

「Kei に一緒に写真撮ってって頼んでくれたら許す。」

そう言うと微笑んだ。


「なんかプロポーズされてるって
聞いて見に来たんだけど……あれ?蘭先生か?」

視線を横に移し

「おお!!!」園長も大変驚いてる(笑)


「その節はお世話になりました。
あの時 園長が快くPV撮影許可してくださって
蘭と再会して 勇気が湧いてやり直せました。
今 結婚を申し込みました。
今年の天使たちを卒園させたら……
結婚退職させてください。」

「蘭先生…彼氏いないと思ってたよ。いっつも
週末暇なようだったし……。」

園長は笑った。

「いや~ビックリしたな~
って大丈夫なのか?今 大変なんだろ?」

私の肩を抱いている佳真の手に力がこめられた。
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