純~Love Story~愛
ガイドブックを穴が開くほど読んで
何度も待ち合わせ場所を頭に叩き込む。


なんでこんなに路線がいっぱいあるんだろ


頭がこんがらかってしまう。
とりあえず 飛行機に乗ってそこから電車に乗って

「おねえちゃん 大丈夫?」

「大丈夫じゃないよ~~だって飛行機だって
そんなにのってないし。」

荷物を詰めてボストンバックの
チャックを閉めた。


荷物はあんまり持たなくていいって言ったけど…

「向こうで買えばいいよ。
そして俺のマンションに置いておいたらいいよ。
これからは こっちに来てくれたらいいし……。」


「え?」

「気軽に来いよ。
俺が仕事でも、マンションにいればいいしさ。
そしたら会えるから
週末とか・・・連休とか・・・・
正直そっちへ帰るより来てくれる方が
ありがたい。」

「そうなんだ・・・・。」


初めての一人旅 それも慣れない飛行機
心臓がどきどきして

早くついてくれないかと祈るばかり・・・・。


佳真と一緒にいるために
選んだ私の新しい世界へ


一歩を踏み出した。
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