純~Love Story~愛
「ちょっと待って・・・」

社長に言われた。

社長は電話をかけて

「ちょっと 来てくれ。」と言った。


すぐにドアをノックして 女性が入ってきた。

女性は私に一礼して
社長の前に進んだ。

「何でしょうか」

「悪いけれど 明日まで お客様のお相手頼む。
ホテルの手配と夕方の便予約して 
柴田のセンスで お客様をもてなしてくれ」

「私のセンスですか?」
女性は困ったように言った。

「私なら大丈夫ですから適当に遊んで帰ります」
私も慌ててそう言った。

「泉田 蘭さん
Kei の婚約者だ。大切なお客様だから頼むぞ」

「え?」
女性は驚いている。

「柴田にいろいろ案内してもらって。
ある意味 Kei のこともよく知ってる人物だし
共通の話題もあるからいいと思うよ。
じゃあ 柴田 よろしくな。」

「わかりました。
じゃあ 蘭さん 行きましょう。」

私は慌てて社長を振り返った。

「あの 私のこと認めていただけるのですか?」

さっき婚約者って紹介してくれたけど・・・・
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