純~Love Story~愛
それから バスタブで二人で熱いシャワーを
頭からかぶった。

「気持ちいい~~~」

まるで子供のように はしゃいで
抱きしめあって キスをする。


浴室を出て 冷蔵庫から缶ビールを出して
乾杯した。


「よかった会えて・・・・」

「大丈夫なの?」

「モニカのこと?今にわかるよ。
俺が動かなくても 真実がさ・・・・・・。
ある意味ちょっと心配なんだけどな 
追い詰められてんのかなって・・・・。」

「優しくするから巻き込まれるんだよ。」

ちょっと嫉妬して頬をふくらませた。


「ごめんごめん 
ほんとそうだよな~~これからは
教訓にして気をつけるよ。」

「わかればよろしい。」

佳真の肩にもたれかかった。


「幸せ・・・・・・」

「ほんとに?」

「佳真がいれば 他には何もいらない・・・・」


朝が来なければいい
そしたら 佳真を闇がこうやってかくしてくれる。

「愛してるよ。」

「私も・・・・・・。」


二人で寄り添いながら朝を迎える。

希望の朝へ続く朝日は 大都会の空を真っ赤に染めた。
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