純~Love Story~愛
「なんか信じらんない。
こんな素敵な人が おねえちゃんの恋人なんて。」

凛が缶ビールを開けて
風呂上りの一杯を気持ちよく飲み干した私に
声をかけた。

「失礼だね。」

「だって普通すぎるでしょ?
今 のりにのってるのに…あのドラマだって
長野 はるかと めっちゃよかったじゃん~
あの相手が おねえちゃんだなんて……」

「悪い?」

「イメージ崩れる……。」

「それはそうだね。私もそう思う。」

「それでも一時よりは 綺麗になったけどね。」

「え!?ほんと?」

思わず凛に抱きついた。

「努力してるもんね。」

「そ~~なのよ~~~~
成果見えてきた?」

「少しね~まだ努力たりないけどね~~」


嬉しかった。

お顔のお手入れ 紫外線予防にパック

今まで簡単におわらせていたから
慌ててのケアを実行
腹筋 背筋 スクワット

これから見られるのが当たり前になるから
佳真の足を引っ張ることだけはしたくない


そして何より
愛する人のためへの努力は楽しくてたまらない。
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