純~Love Story~愛
「おはよう~~」

下に降りていくと 三人が困ったような顔をした。

「ん?何?どうしたの?」


「今佳真くん 撮影に行ってんだよね?」

ママの顔が暗かった。

「そうだけど 何?」

「佳真くん 遭難したらしい・・・・・。」

「え?遭難?」


あんまり私が幸せだって連発してたから
神様が怒ったのかな・・・・・。


足を抱えて震えるしかなかった。

佳真のいる撮影隊が悪天候で
遭難したというニュースが流れていた。

詳しいことは情報が錯そうしているので
まだわからないようだった。


「嘘でしょ・・・・」


昨日の胸騒ぎや
朝方の 佳真の夢


きっと 佳真が私を呼んでいたんだ・・・・。


悪い夢なら早く覚めて・・・・・


佳真たちの捜索は悪天候はばかられていた。

テレビで流れる

『悪天候にはばかれ捜索難航』その言葉が
私を闇に突き落とす。



がんばって ・・・・

待ってるからって言ったでしょ・・・・・・。
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