純~Love Story~愛
式が終わってから 婚姻届を記入して

タキシードとウエディングドレスのまま
区役所に提出した。

「Kei じゃない?」

回りは大騒ぎだった。

「もうビクビクする必要ないんだぞ。
堂々と俺の妻として 隣にいればいい。」

「うん。
でもだからってこの格好は・・・・
目立ちすぎでしょ。」

「いいんだって
俺は芸能人なんだし 多少話題に乗った方がいい。」


悪戯っぽく笑った。


「奥さん~~」

佳真が呼んだ。

「はい。」

恥ずかしいようなくすぐったいような~~~

窓口の人が

「おめでとうございます。お幸せに。」と言ってくれた。


「ありがとう。」


佳真はくしゃくしゃの笑顔で答える。



大好き 大好きよ 佳真


そのあと 母校に車を停めた。


私と佳真が出会ったあの日
二人で一緒に帰った道


全部全部が新鮮に脳裏に浮かび上がる。

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