純~Love Story~愛
「ハツカレは最悪だったんだ。」

「最悪っていうか 突然すぎて心が折れた。
今はテレビで見かけたら チャンネル変えるよ。」

「マジ?今 出まくりじゃん。
歌も出したし アイツ上手かったからな~
ずっと言ってたんだ。歌手になりたいってさ~
本気にはしなかったけど……アイツは夢を叶えたんだって
思うとさ 一握りの人間だけしかなれない世界で
頑張ってんな~って思うよ。」

それはそうだと思った。

初の映画で 人気の出た Kei
それから脇役として 映画 ドラマに出演した。

私はあえて見てないけれど
目に飛び込んでくるものには 頑張ってるんだなって思わされた。

「そう言えば どうして仲良しなの?
全然キャラが違うけど・・・・・。」

「あ 俺ら幼馴染なんだ。
途中 佳真 引っ越したからさ
家は 同じマンションだったから。
それこそ 幼稚園からの付き合いで・・・・
中学入ってすぐ転校して行ったからさ、。」

「そうなんだ。」

佳真の話はもう 一杯一杯だった。
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