純~Love Story~愛
一瞬しかうつらないのに すごい人だった。

子役は男の子と女の子 仲良くなわとびやフラフープをしてる。

「お仕事なんですね~小さいのに
偉いですね~。思わず感心しちゃいますよ。
うちの子たちとは 全然違うもの。」

「いろいろストレスあるんじゃない?
子供は子供らしく育つのが一番よ。」

主任が椅子を持ってきて三つ並べた。

「見よう見よう~~」

何度も何度も 同じ演技をさせては
撮ってと 短いシーンにもかかわらず
結構大変なんだなってそう思った。


Kei もこうやって撮影してるんだ…。

そんなこと考えながら見ていた。

突然だった。

「すみません~メイキングとってますので
先生たちも 撮らせてもらえますか?」

カメラを担いだ人ともう一人が立っていた。

「え~~~~!?だって化粧したりないわ~」

主任がパニックになっていた。

「いいえ 充分美しいですよ。
本当に一瞬で え?これだけ?って言われちゃうんですけど
撮るわりには編集でカットするので…
そう思って少し撮らせてください。
自然でいいので~~。」

「すっご~うちらそんなのに出るんだ~」

忍先生が大喜びした。
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