純~Love Story~愛
「大変大変!!」

忍先生が 私の肩を掴まえた。


「け けけ・・・・けけ・・・」

「毛?何 カツラ?」

主任の言葉に 吹き出した忍先生


「違いますって~~~けい・・・・
Kei です!! Kei が いるんですって!!!」

「け・・・Kei~~~~~~!?」

主任の声に 心臓が止まりそうだった。


Kei?

Keiってあの……

「あの 俳優の?」 

「そう!!Keiの PVの撮影なんだって!!!」

忍先生の言葉に 

私の 時間が一瞬止まった。


佳真・・・・・・?

私を捨てた 佳真?


こんなに 終わった恋をいまだに 引きずらせている
佳真が・・・・・?


それもこんなところで?

佳真に会うのか Keiに会うのか・・・・。
いきなりの展開に気持ちの整理もつかずに

「すみません。ご迷惑おかけしました。」

なつかしい声が背後から響いた。
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