colorful Mirakuru



――――ガチャ……―――
屋上のドアが開いた。
「……やっぱり…ここだと思った」
誰かと思い後ろを振り向いたら




純が居た。

「……… どうしたの?」

僕が訪ねると

「ん〜 授業サボろうかな?と思ってね…」

何て彼は冗談めいた事を言う。

「……なぁ…
なお お前 あの時の事…」
「…… ごめん…まだ吹っ切れてない…」


純が言いたい事は分かる。


けど 心が拒否反応を起こす。


「…… 大変だよな…
おまえ…」


「あぁ… 市川さん 似てるんだよ? あいつに…」


微妙な空気が僕たちに纏った。

< 17 / 248 >

この作品をシェア

pagetop