colorful Mirakuru

―――――☆――――――
あれから悠真と一週間は喋ってない。
別にどっちが正しいとか悪いんじゃない…

ただ…
立ち聞きされてたのがショックで…
つい…
イラッとしてその場から立ち去った僕がガキなんだろうか?




よく晴れた日曜
悠真は引っ越しの準備をしてるだろうと思い 気分転換がてらに公園まで歩いてきた。


入り口まで来るとよく見慣れた二人がベンチで話している。


大学生くらいの女性が
ぼくに気づいて隣に座ってる少女に何やら話してからベンチから立ち上がり
こちらへと歩みを進めた。

「後はなおくん次第だから頑張って」

すれ違い様に彼女… 水崎雪花はそんな一言を残して公園から出ていった。
< 236 / 248 >

この作品をシェア

pagetop