colorful Mirakuru
「何か用かしら?
市川さん?」

「はい 用があるから呼んだんですよ」

佐原さんの問いにわたしは答えた。

「その用件を早く言いなさいよ!?」

少々面倒くさそうな態度でわたしをみやる姿は傲慢だった。

「わたしと期末試験で勝負しましょう?」


こう見えてもわたし 勉強得意なんです♪
言葉は悪いかもしれないけど…



こんな女に負けてたまるか!!
って感じですね。


「条件は?」 佐原さんが聞くと

「合計点数で成績が高い方が一つだけ言うことを聞くってのはどうですか?」


そう聞くと彼女はニャリと笑って

「いいわ この勝負のってあげる!」

そう言ってその場を去った。
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