ごめんなさい、間違えました。〜奴カラノ解放求ム!!〜
いーやーぁー。
失敗しちゃイカンのです…。
ドドン!!
何故か和太鼓の音が響く路地裏。
「コイツは俺にこの手紙を渡しに来たんだよ。なぁ?」
「え、いや、あのー…」
「フッ。まだわからないのかい?この可憐な美女は僕に想いを寄せているのさ。そうだろう?」
「え、あ、あのー…」
今、私は隣校の2人の王子様に追い詰められてます。
「なんでこんなことに…。」
こんなことになったわけは分かるんだけどね。
やっぱり、こういう状況で言うセリフは言いたくなるもんですね。
まあ、それはおいといて……。
時間を遡ること、3日前。