浮気性の彼女の秘密
電車を降りても
「花梨〜」
花梨は顔を下に向けたまま怒ってる…
「ごめんって、からかって悪かった」
それでも無言のまま改札を出ても下を向いてテクテク歩いて行く
「心配してくれて嬉しかったから、つい」
花梨が心配してくれて嬉しかったんだ
たまには自惚れても良いじゃん、
「もうしないで…」
「え?」
「ああいうことしないで…そういうの嫌い」
「やっぱり心配しちゃうから?」
ニヤニヤしていると
「正義感ある奴とかダサいから」
グサッと胸に刺さるお言葉が……。