ももの天然水
「ちょっと待ってろ!」

は?あいつどこ行くんだよ。


しばらくたって涼が戻ってきた。

「友哉!松嶋紗優先輩だってさ!」

……名前聞きに行ってたのかよ。

紗優……かぁ。

珍しい名前だな。

でも、似合ってる。

やべ、俺今きもかったかも。

「聞いてんのか?」

「ぉお!聞いてるよ。」

人生で初めて自分から女を好きになった。

これまでは、女から告白してきて、俺の裏の顔を知って女は逃げて行った。

めんどくさい女ばっかだった。
< 13 / 184 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop