ももの天然水
ケータイをとりだすため、カバンをあける。

「な、なんで!」

思わず声をだしてしまった。

カバンにひそんでたのは、コンドーム。

あの、くそ兄貴。

「友哉くん?」

「え?あ、おはよ。」

ば、バレてないよな?

「おはよ。」

よし、バレてない。

「行こうか。」

俺の言葉に、小さくうなずく。

「荷物持つよ、貸して?」

「そ、そんなのだめ!」

「じゃあ、てつないでもいい?」

また、小さくうなずく。
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