ももの天然水
土産屋をまわり、兄貴のぶんを買う。

あ、ゲーセン。

写真かプリクラを学校に提出しないといけないことを思い出した。

「紗優、プリ撮ろ?」

「うち、写り悪いから、嫌だ。」

「写真のほうがいい?」

「…プリの方がいい。」

プリ機のなかに、入って金を入れる。

紗優が、カバンから財布をだそうとする。

「俺のおごり。そのかわり、キスしてもいい?」

いわゆる、チュープリ。

顔を赤く染めながらもうなずく。

撮影が始まるとともに、紗優が俺に抱きつく。

ヤバい。

止まんないかも……。

「…ぁ。ん、……はぁ。」

エロい、やっぱ、歯止めきかない。

紗優の唇を割って、舌をいれる。

甘い……。

ほんのり苺の味が伝わる。

「ゆ、うや……くん。……。」

やば、全部チュープリになった。

落書きを終えて、外に出る。

「友哉くんのエッチ。」

まともに歩けてない紗優。

「腰抜けた?」

「そ、そんなんじゃない!」
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