ももの天然水
家まで送ってくれた。

「…紗優。」

腕を捕まれ、引き寄せられる。

「お別れのキスは?」

いじわるな、笑顔。

「したくない。」

だって……

「もう少し、一緒にいたい。」

わがまま言ったかな?

「だめ、俺の理性が持たない。」

理性って?

「…また、セックスしたくなるからだめ。」

顔が、熱くなる。

「…わかった。じゃあ、明日学校に提出しに行こうね。」

「……うん。」

少し寂しそうな表情の友哉くん。

うちだって、したい。

でも、ドキドキしてて。

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