ももの天然水
第5章

別れと復活

年が明け、3学期が、始まる。

三年生の教室をのぞくと、放課なのに、教科書を開き勉強をしている。

俺も来年、こんな感じなのか?

俺に気づいた翔先輩が、近寄る。

「紗優か?」

「…はい。いますか?」

「あいつ、先生に呼ばれてどっか行ったぞ?伝言なら、俺が言おうか?」

「いえ、会いに来ただけですから。ありがとうございました。」

進路のことかな?

三年生の教室を後に、職員室にむかう。

< 162 / 184 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop