ももの天然水

疑惑

「友哉、一緒に帰ろ!」

「…凜。」

凜は、俺のクラスメート。

明るくて、モテるタイプだ。

「どうしたの?元気ないじゃん!先輩とケンカ?」

「いや、…受験って大変だよな。」

「うん、まあ。来年は、あたしたちだね!」

「…そうだな。」

紗優と一緒の高校いけるのか?

今のままじゃ無理だよな。

「ねぇ、公園よっていかない?」

「いいけど、どうした?」

「ブランコに乗りたいだけ!」

「…子供だな。」

「友哉だって、子供だよ!」

ブランコに乗るとキィと音がした。

「…あたし、好きな人いるんだ。」

「へぇ、がんばれよ。」

「…でも、叶わないんだ。」

「なんで?」

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