ももの天然水
ガラガラ――・・・

会話がない…。

「水城くんさぁ」

「へ?!」

「な、どうしたの?」

「いや、なんでもない。」

急に話しかけてくるから声裏がえった。

だっせぇ、俺。

「で、なに?」

「なんで、サッカー部に入ったの?」

「え?さ、サッカーが好きだから?」

「そうなんだ。」

急にどうしたんだろう?

「紗優は、なんで陸上部入ったの?」

「なんとなく?友達に誘われて。」

なんとなく、か。

「サッカー、上手いよね。」

「うち?」

「うん。前にチーム戦で優勝したじゃん。」

「あ、そうだったね。上手いって言うか慣れだよ、たぶん。」

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