ももの天然水
練習終わったー!

今から紗優と二人っきりかぁ。

やべ、顔がニヤける。

「なにニヤニヤしてんだよ。」

「なんだよ、涼。」

「紗優先輩だろ。」

「聞きたいか?」

「いや、遠慮する。」

「なんだよ、で、なに?」

「高木先生が呼んでた。職員室来いって。」

「おう」


「失礼します。高木先生いますか?」

「お、友哉。来たな。このプリントを部室に置いて来てくれ。」

「あ、はい。」

「失礼しました。」

職員室を出ると静かな廊下。

もうみんな帰ったのか?

早く行って紗優の手伝いしに行くんだ。
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