ももの天然水
「今日は、もう帰っていいぞ。」

「でも、紗優せ」

「俺が送ってく。」

「そうですか。」

「ごめんな。」

そういうと蓮先輩は、保健室にむかって走った。

なにもできない自分が情けなかった。

家に帰り、ケータイを開く。

紗優にメール…

する内容ない。

あ、メール届いてる。

誰だ?

「え?!紗優から!」

1人でテンション上がってベットに座る。

――To:水城くん――



ごめんね。



―――From:紗優――

それだけの言葉に涙が出た。

これを打つのにどれほどの気持ちを抑えたのか。

震えながら…。
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